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ホームの先には青く輝く広い海 青春18きっぷポスターの〝聖地〟が今も美しすぎて...13万人が感嘆

Jタウンネット / 2025年1月19日 6時0分

ホームの先には青く輝く広い海 青春18きっぷポスターの〝聖地〟が今も美しすぎて...13万人が感嘆

電車の乗客のほとんどは、目的地に向かうためにその電車に乗っているはずだ。

降りるべき駅があり、そこに着くまで乗り続ける。

しかし――「思わず降りてしまう、という経験をしたことがありますか」。

2025年1月2日、そんな問いかけと共に、1枚の写真がXに投稿されて注目を集めた。

どうやら駅舎の中から、外にあるホームを見ているところのようだ。その先には、青く輝く海が見える。明るく穏やかな海だ。

最強寒波到来、例年にない大雪......といった厳しい寒さに直面している人にとっては、なんともうらやましい光景ではないだろうか。

ホームの上に立つ標識には、「下灘」と書かれている。四国の予讃線の下灘駅(愛媛県伊予市)だ。

「青春18きっぷ」の1999年冬のポスターの舞台として有名な場所である。実は、「思わず降りてしまう、という経験をしたことがありますか」というのも、この場所がポスターとして使われた際に添えられていた、名作キャッチコピーだ。

写真を投稿したのは、Xユーザーの「めかぶ」さん(@aybena)。ポストには、なんと13万件の「いいね」(1月14日時点)が寄せられている。このポストには、こんな声が寄せられている。

「これは降りるしかないです」
「このアングルいいッスね」
「海の目の前の駅 素敵すぎやん」
「こんな駅があったら迷わず降ります! そして、時間を忘れそう」
「ここは思わず降りる駅ではなく、降りる目的でわざわざ行きたくなる駅ですね」
「行ってみたいんですけど、まずは車にしようかな笑」
「そんな旅 したいねーー」
「なんだかジブリ」

非常に多くのユーザーが、思わず旅心を誘われてしまった、というわけだ。

この景色は、いつ撮影したものなのか。投稿者・めかぶさんに詳しい話を聞いてみた。

青空と海が広がる風景

めかぶさんによると、撮影日は2023年4月だったという。撮影時の感想を聞くと、こう答えた。

「青春18きっぷのポスターで有名な構図なのですが、事前にはあまり調べずにとりあえず何回か行ってみて、いろんな写真を撮影しました(この年は3回行きました)」
「ポスターのままの景色が広がっていて感動しました」(「めかぶ」さん)

人が多いので、人が写らないようにすることには苦心したという。

何回も足を運んで、いろいろなアングルから撮影してみて、結局「青空と海が広がる風景がやはり好きです」と、めかぶさんは語る。

ところでXには、「NHK『ドキュメント72時間』で見て、いつか行ってみたい場所になりました」というリプライもあった。2016年、NHK総合でオンエアされた「四国 海だけの小さな駅で」という番組である。ずいぶん印象深い内容だったようだ。

映画『男はつらいよ』シリーズの第19作『寅次郎と殿様』(1977年公開)の冒頭シーンでは、渥美清さん扮する車寅次郎が下灘駅のホームのベンチで寝ている。「上りがきますよ」という駅員の声で、寅さんは夢から醒めるという設定だった。

またテレビドラマ『HERO 特別篇』(2006年)では、木村拓哉さん扮する主人公が、任地を離れるシーンで、ロケ地として下灘駅が使われたという。その他、さまざまなドラマ、アニメ、ゲームなどのロケ地として使われている。

「この場所を舞台にしたい」――そんな気持ちにさせる魅力がある場所なのだろう。

思わず降りてしまいたくなる、下灘駅。そして海と空......。寒さを忘れて、旅をしてみたいね。

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