林官房長官、早くも逆風 内閣支持率1割台 吉田松陰にちなみ「総理退陣の時は道連れか」
カナロコ by 神奈川新聞 / 2023年12月15日 18時30分
14日午後から首相官邸での任に就いた林芳正官房長官に早くも逆風が吹き付けている。時事通信の最新世論調査(8~11日実施)によると、岸田文雄内閣の支持率は17.1%(前月比4.2ポイント減)で自民党政権復帰(2012年12月)以来の最低を更新し、初めて1割台に落ち込んだ。党内には林氏が尊敬する吉田松陰の非業の死を引き「岸田総理退陣の時には道連れか」(閣僚経験者)との懸念が飛び交っている。
「総理は信なくば立たずと言い、私もその通りだと思う。国民の信頼なくして政治の安定はあり得ない」。林長官は同日午後、初の定例会見に臨み「個々の世論調査の要因について政府としてのコメントは差し控える」とした上で「17%」への見解を示した。前段は松野博一前長官と同じ原稿読みスタイルだが、後段は自分の言葉で語ろうとする姿勢をうかがわせた。
「至誠通天」。政界関係者によると、15日の内閣官房職員を集めての着任あいさつでは山口県ゆかりの思想家であり教育者の吉田松陰を引いた。
「私の郷里の吉田松陰が好んで用いた孟子の言葉。誠と誠意を持って努力すれば必ず天に通じる。そういう言葉をこの胸に刻みながら頑張ってまいりたい」。松陰は信念を曲げなかった結果として幕末に刑死。林氏に近い関係者は「決死の覚悟の表れだ」と解説してみせた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
このままだと「石破首相」「進次郎首相」もあり得る…「岸田退陣論」が広がる自民党内の不穏な空気
プレジデントオンライン / 2024年7月18日 8時15分
-
簡単ではない「石破政権」の誕生 【政眼鏡(せいがんきょう)-本田雅俊の政治コラム】
OVO [オーヴォ] / 2024年7月10日 9時29分
-
菅前首相が「岸田降ろし」に邁進する深い事情 「我慢の限界」にネットで「おまいう」批判も相次ぐ
東洋経済オンライン / 2024年6月28日 9時20分
-
岸田首相、"四面楚歌"でも「とにかく明るい」理由 ライバル不在、総裁選出馬なら「現職有利」と見込む
東洋経済オンライン / 2024年6月25日 11時0分
-
「自民党ですと名乗るだけで政治活動に支障」岸田政権の支持率が過去最低更新…党内の不満も噴出
東スポWEB / 2024年6月24日 21時25分
ランキング
-
1「ふざけるな」「警察呼ぶぞ」カスハラ被害者、今もフラッシュバック…心の被害深刻化
読売新聞 / 2024年7月17日 16時17分
-
2隣人をサンドバッグ扱いし、骨折30カ所 暴行死させた元ボクシング練習生の無慈悲な犯行
産経ニュース / 2024年7月18日 8時0分
-
3元育成ドラフト1位の高校非常勤講師、バイト先だった飲食店で600円盗んだ疑いで逮捕
読売新聞 / 2024年7月17日 19時8分
-
4「百条委で答えさせてください」高級コーヒーメーカー受け取った県産業労働部長 斎藤兵庫県知事の疑惑で
産経ニュース / 2024年7月17日 21時40分
-
5恐怖心がない?トランプのガッツポーズに危うさ 常人離れした度胸は無謀と背中合わせ
東洋経済オンライン / 2024年7月18日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください