神奈川県勢選手の前例なき挑戦 28年ロス五輪で復活のラクロス、初のスカッシュ 早くも熱気は海を越える
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年1月29日 5時0分
今夏のパリ五輪の次に開催される2028年ロサンゼルス五輪の追加競技として、新たに5競技が採用された。120年ぶりに復活するラクロスと初めて実施されるスカッシュは全国的に活躍するトップクラスの神奈川県勢選手が多い。競技人気の高まりや普及の契機と捉えて活動に熱を入れるとともに、4年後の出場が期待される若手有望プレーヤーたちは胸を躍らせている。
昨秋、インドで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、ラクロス、スカッシュを含む5競技がロス五輪の追加競技に決まった。21年の東京五輪で採用された野球・ソフトボール、空手などがそうだったように、追加競技は開催国の大会組織委員会が独自色を出す。ラクロスやスカッシュは米国と比べて日本でなじみが薄いかもしれないが、早くもその熱気は海を越えて波及している。
今月14日。ラクロスの第33回全日本選手権(男女)が横浜スタジアムで初めて行われた。例年は12月に江戸川区陸上競技場(東京都)で開催されていた中、1908年ロンドン大会以来の五輪復活をきっかけに食品メーカー大手の日清食品が協賛につき、収容人数を増やした同スタジアムに変更。選手やチームを取り巻く環境の変化は、6000人を超えた観客動員数にも表れた。
女子最優秀選手には、座間高出身の日本代表・藤井真由(24)=NeO=が輝いた。「知人からは、横浜スタジアムでやることに興味を持ってくれた。この舞台でできたことに感謝している」と喜び、「あと4年というタイムリミットも決まった。長いようであっという間だと思う」とロス五輪に向けて士気を高める。
藤井は平日フルタイムで、高齢者の介護予防の職に就いている。仕事が終わった後にトレーニングに励み、土日に所属チームの練習に参加する。ラクロスが五輪追加競技に決まり、これまで以上に集中して競技に時間を割けるよう、今後は時短勤務の対応など会社側と話を進める予定という。
ラクロスがまだ認知度が低いことは理解している。「いまは追加競技になったことで注目していただいている。世界大会でメダルを獲得しないといけない」。前回の世界選手権5位を上回る結果を残すべく、緊張感は常に維持している。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ロスで120年ぶり五輪復活のラクロス、「日本に強み」…アジア・パシフィック選手権女子代表発表
読売新聞 / 2024年11月19日 13時35分
-
ロス新競技・ラクロス代表22人発表 他競技からの“転向”歓迎「今年始めた選手が五輪に出ることも」
スポニチアネックス / 2024年11月13日 4時16分
-
中沢ねがい「経験を生かす」 ラクロス女子日本代表
共同通信 / 2024年11月12日 18時42分
-
【ラクロス】女子日本代表に中沢ねがいら22人選出 父は元サッカー日本代表 28年ロス五輪の追加競技
スポニチアネックス / 2024年11月12日 14時38分
-
世界と比べたニッポン柔道女子の課題 初の女性監督・塚田真希氏「階級によってかなり差がある」
THE ANSWER / 2024年11月3日 9時23分
ランキング
-
1強盗致傷事件被害品のクレカを受け取った疑いで21歳大学生を追送検…SNSで闇バイトに応募
読売新聞 / 2024年11月24日 16時51分
-
2三笠宮妃百合子さまの通夜営まれる 秋篠宮ご夫妻ら参列
毎日新聞 / 2024年11月24日 19時32分
-
3県議会自主解散など要求=維新、兵庫知事選を総括―吉村共同代表
時事通信 / 2024年11月24日 15時35分
-
4ビシネスホテル“強盗” 自称会社員の少年を逮捕 群馬・高崎市
日テレNEWS NNN / 2024年11月24日 13時15分
-
5名古屋市長選挙、広沢一郎氏が初当選…河村たかし前市長から後継指名
読売新聞 / 2024年11月24日 21時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください