家庭の廃食油を店舗で回収、航空燃料に JALと横浜市、CO2削減へ協定
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年3月10日 5時30分
揚げ物料理などに使った食用油(廃食油)を家庭から回収し、航空燃料の原料にする試みが横浜市で始まる。従来の燃料との置き換えを進めることで、二酸化炭素(CO2)の排出量削減につなげる狙いだ。取り組みを主導する日本航空(JAL、東京都)は、6月からの本格運用に向けて同市と協定を結び、市民に協力を呼びかけていく。
植物由来の廃食油などから精製する航空燃料は「SAF」と呼ばれる。従来の燃料と比べ、原材料の生産から燃焼に至る過程でCO2排出量を大幅に削減できるため、脱炭素化の手段が乏しい航空業界の切り札として注目を集めている。
JALはイオングループとの連携により、スーパー「イオンフードスタイル鴨居店」(同市緑区)に廃食油の回収ボックス1基を設置。来店者に廃食油の取り置きを呼びかけ、6月5日に回収を始める。設置店舗は順次、拡大を図っていくという。
廃食油は誰でも持ち込める。ペットボトルで保管すると、容器に汚れが付いてリサイクルが難しくなることから、同社は「マイボトル」の利用を推奨。回収専用ボトル(容量1リットル)も作り、1本220円で販売する。
集まった廃食油は、燃料開発を手がける京都市の企業に売却する。この企業と日揮ホールディングス(横浜市西区)などが設立した新会社が、堺市で建設中のプラントでSAFを製造する。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
大阪府内5施設のイオンモールで家庭用廃食用油の回収BOXを常設開始
PR TIMES / 2024年11月25日 13時15分
-
USJの「ジョーズ」や航空機にも 使途広がる廃食用油
毎日新聞 / 2024年11月23日 10時0分
-
家庭で使用した食用油→航空機の燃料「SAF」 堺市で22日から回収開始
ABCニュース / 2024年11月22日 21時41分
-
”すてる油で飛行機を飛ばす”横浜市とJALの取組が拡大!横浜市庁舎の「もとまちユニオン」で家庭から出る廃食油の回収を開始
PR TIMES / 2024年11月15日 11時15分
-
(共同リリース)ピーコックストア全36店舗で国産SAFの原料となる家庭からの廃食油回収を開始
PR TIMES / 2024年10月28日 17時15分
ランキング
-
1生稲晃子氏の靖国参拝報道、共同通信が訂正し謝罪…韓国の「佐渡島の金山」追悼式典参加見送りに影響か
読売新聞 / 2024年11月25日 21時46分
-
2能登地震で不明の男性か 土砂崩れ現場で「人のようなもの」発見 石川・輪島市
日テレNEWS NNN / 2024年11月25日 20時18分
-
3<独自>ビザなし訪日客に事前審査、不法滞在者〝居座り〟防ぐ 補正予算案で調査費計上へ
産経ニュース / 2024年11月25日 21時34分
-
4「クマ駆除要請の拒否を認める」北海道猟友会 全道71支部に通知
HTB北海道ニュース / 2024年11月25日 18時31分
-
5「今さらカネが原因とは考えにくい」楽天・マー君“電撃退団”のなぜ…移籍で「神の子」復活はあるのか?
集英社オンライン / 2024年11月25日 17時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください