神奈川県議会の立民会派、結集進むも先行き不透明 運営巡る不和やハラスメント背景
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年4月10日 22時50分
神奈川県議会は10日の団長会で、会派構成の変更を承認した。昨春の改選後の会派結成時に分裂した立憲民主党の2会派のうち1会派が解散し、合流が進んだ。党所属27人のうち21人が結集。それでも、県連が求める「一つの会派」には至っておらず、先行きは不透明だ。
昨春の改選後、同党所属県議は「立憲民主党・かながわクラブ」(立民)、「立憲民主党」(立憲)、「かながわ未来」(未来)の3会派に分かれた。
改選前の会派「立憲民主党・民権クラブ」内の運営を巡る不和や、表面化したハラスメント問題などが背景にあるとみられる。党所属県議の一人は「要因は一つでなく、積もり積もったものだ」と話す。
一方で、改選から1年を経て、結集へ向けた動きも顕在化。10人が所属していた立憲で市川佳子、野内光枝、相原志穂、平野みぎわの4氏が「大きくまとまることが県民の負託に応える道」として、第2会派の立民への合流に向け、離団を決断。これを受け、残る6人で協議した結果、立憲は会派の解散を決め、10日に議長に解散届を提出した。
4氏のほかに赤野孝之、古賀照基、飯野眞毅の3氏も立民に合流。立民は計21人となった。立民の斉藤尊巳団長は「一足飛びにはいかないが、結集への大きな一歩。21人の力を総動員して県政課題に取り組む」と意欲を示す。合流した県議の一人も「気持ちを新たに頑張りたい」と話した。
その一方で、立憲所属だった首藤天信氏は、神奈川ネットワーク運動の青木真紀氏と「立憲民主・神奈川ネット青葉都筑」を結成。柳瀬吉助氏は「清進の会」、佐々木奈保美氏は「立憲民主党こゆるぎクラブ」の1人会派をそれぞれ発足させた。「合流の意向はあった」と明かした一人は「同じ党であっても会派を異にするのは珍しくない。自身の政策課題を解決するスタンスで臨む」とした。
未来会派にも党所属の県議3人がいるが、今回の動きとは一線を画した。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1富士山8合目の山小屋で75歳男性が死亡 登山ツアーに参加 今年の山開き以降6人目の死者
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月23日 14時4分
-
2「逮捕しろ!」奈良公園の鹿を“観光客”が蹴り飛ばす暴行動画、文化財保護法違反で実刑判決も
週刊女性PRIME / 2024年7月23日 7時0分
-
3「のぞみ、朝イチでも満席」 利用者ら、ぐったり 東海道新幹線再開
毎日新聞 / 2024年7月23日 11時13分
-
4「バイクが盗まれた」GPS機能などで行方追うと、倉庫内に3台…スリランカ国籍の4人逮捕、換金目的で窃盗くり返していたとみて捜査 北海道富良野市
北海道放送 / 2024年7月23日 9時57分
-
5新1万円札に「変えないで」 福沢諭吉交代で聞こえてくる“慶応OBの嘆き”
文春オンライン / 2024年7月23日 16時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)