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パリ五輪目指すアスリート、横浜に集う 11、12日「世界トライアスロン大会」

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年5月8日 5時50分

昨年5月に開催された前回大会の競技風景((C)Kitanaga/Japan Triathlon Media)

 横浜市中区の山下公園一帯で11、12の両日、「世界トライアスロン横浜大会」が開催される。7月開幕のパリ五輪・パラリンピックを目指す国内外のトップアスリートが集い、陸と海を舞台に過酷なレースを繰り広げる。主催者は関連イベントを打ち出し、街全体の盛り上がりを演出する。

 大会は世界各国で展開されるワールドシリーズの一つで、横浜開催は14回目になる。初日のエリート部門には39カ国の200人が名を連ね、2日目のエイジ部門には10~80代の一般参加者1600人が出場。横浜赤レンガ倉庫の広場をはじめ、人気の観光スポットを自転車などで駆け抜ける。

 市や市スポーツ協会、日本トライアスロン連合などで構成する大会組織委員会は、コース近くの象の鼻パークなどで「ハマトラFES(フェス)」を開催。ステージイベントやブース出展で集客を図り、沿道からの観戦をアピールする。

 また、子どもたちに最高峰の舞台を生で味わってもらうため、スタート直前の選手をハイタッチで送り出したり、表彰式で花束を渡したりする役割を用意。市内の小中高生が海外選手と交流する機会も設ける。

 選手への「おもてなし」の充実に向け、今大会では山下公園内に選手や家族用の憩いの場を新設するほか、公園内の商業施設を専用ラウンジとして貸し出すという。昨年7月に外遊先のドイツ・ハンブルクで大会を視察した山中竹春市長は「まちと大会が融合する姿を目指したい」と話した。

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