神奈川の夏ボーナス、16年ぶり50万円台 浜銀総研予測、購買力は横ばい

（資料写真）

　民間企業に勤める1人当たりの今夏のボーナスは、3年連続で前年を上回る見込みだ。県内予測は50万円台で、持続する高水準の賃上げや堅調な企業業績が押し上げる見通し。ただ、物価上昇に相殺され、実質的な購買力に変化はなさそうだ。

　浜銀総合研究所は、県民1人当たり前年比3.3％増の51万3千円と予測。夏季に50万円を超えるのは、リーマン・ショック前の2008年（56万3千円）以来だ。　

　企業規模別で従業員30人以上の県内事務所が3.5％増の48万7千円、30人未満は2.1％増の35万1千円。東京都内の大企業を含む県外勤務は3.5％増の74万4千円と見込む。