泥酔で線路内立ち入り…容疑の男性書類送検 横浜・鶴見の京急線花月総持寺駅近く、電車5分遅れ

京急線花月総持寺駅近くの京急鶴見第4踏切＝横浜市鶴見区

　理由なく線路に立ち入ったとして、神奈川県警鶴見署は4日、鉄道営業法違反の疑いで、札幌市白石区、会社員の男性（37）を書類送検した。

　書類送検容疑は、5月8日午前5時15分ごろ、京急線花月総持寺駅近くにある京急鶴見第4踏切（横浜市鶴見区生麦5丁目）付近の線路敷地内に正当な理由なく立ち入った、としている。

　署によると、男性は「気付いたら線路内にいた。申し訳ありませんでした」と供述、容疑を認めている。

　男性は同日午前0時半から同3時半ごろにかけて友人と飲酒後、1人で宿泊先のホテルへ歩いて向かう途中に踏切から線路敷地内へ入ったとみられる。

　同駅に停車していた普通電車の男性運転士が線路脇に座り込んでいる男性を発見し、付近の列車を緊急停止させるボタンを押した。連絡を受けた駅員が110番通報し、泥酔状態だった男性を線路外に連れ出した。同電車は影響で出発が約5分遅れたという。