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没後70年、尾崎行雄ゆかりの新資料お披露目 相模原市立博物館で収蔵品展

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年6月16日 7時0分

幼少期の尾崎が書いた字や落書きを紹介する眞壁さん=相模原市立博物館

 今年は「憲政の神」と呼ばれた相模原市出身の政治家・尾崎行雄の没後70年に当たる。同市立博物館(同市中央区高根)は30日まで、企画展「相模原に生まれた偉人 尾崎行雄(咢堂)新規収蔵資料展」を開催。衆院議員を60年余り務め、憲政史上に足跡を残した政治家を多面的に伝えている。

 尾崎は明治政府に仕えた父の元へ上京する11歳ごろまでを又野村(現・同市緑区又野)で過ごした。現在、尾崎家跡には市立尾崎咢堂記念館があり、近年はパンフレットの全面改定や三重県伊勢市にあるもう一つの記念館との同時展を開催。地縁が一層発信されたこともあってか、同博物館学芸員の眞壁ゆいさんは「昨年度は資料の寄贈がとりわけ多かった。大型で見応えのあるものもあり、早くお披露目したいと考えた」と話す。

 企画展では同博物館に新たに寄せられた資料のうち17点を紹介。尾崎が揮毫(きごう)した書で構成された幅3.4メートルの屏風(びょうぶ)や閉校した市立鳥屋小学校の校長室にあった扁額(へんがく)のほか、幼少期の手習草紙も。半紙いっぱいに書かれた字から真面目な尾崎少年が浮かぶ一方、浮世絵を模したような落書きもあり、眞壁さんは「まさに少年時代を物語る資料」と解説。「企画展を機に郷土の偉人をより知ってもらえたら」としている。

 観覧無料。午前9時半~午後5時。月曜と25、26日休館。

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