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ヒレカツ、ハンバーグ、チキン… 横浜市とスーパー2社が共同企画、ヘルシー弁当7月に発売

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年6月29日 6時0分

相鉄ローゼンで第3弾となる「ハマの元気ごはん弁当」を手にする布施和之さん(右)、本多桂治さん=横浜市役所

 スーパー2社が横浜市と共同企画した「ハマの元気ごはん」弁当が7月から販売される。健康への関心度にかかわらず、栄養バランスの良い食事を自然に選べる環境づくりの一環で、相鉄ローゼン(横浜市西区)とイオンリテール(千葉県)が協力。市独自の栄養基準を満たした健康的な弁当3種が店頭に並ぶ。

 相鉄ローゼンの「ハマの元気ごはん弁当」(税込み646円)はヒレカツや唐揚げなどが主菜で、1日に必要な野菜の3分の1以上が摂取できる。塩分量が多くなりがちな揚げ物は製造会社を頼らず内製し、675キロカロリー、食塩相当量2.7グラムに抑えた。30~50代の男性も満足できるボリュームを目指して昨年販売した第1弾は、全弁当内でトップの販売数となり、従業員からも復活を求める声が上がったことから同様の内容に仕立てた。全49店舗で9月末まで販売する。

 イオンリテールは「ハマの元気ごはん」を冠する「肉の旨(うま)み溢(あふ)れるハンバーグ&彩り野菜弁当」(同645円)と「彩り野菜とチキンのガーリックペッパー弁当」(同537円)を初めて売り出す。二層仕立てで肉汁を閉じ込めたハンバーグと、ヘルシーながら満足感が得られるローストチキンがそれぞれの主菜。気軽に手にしてもらい、取り組みの趣旨を伝えたいと人気の具材を選んだ。それぞれ695キロカロリー、647キロカロリーで食塩相当量も2.2~2.3グラム。市内だけでなく東京、千葉などの84店舗で8月下旬まで販売する。

 市の調査によると、食習慣の改善に関心がない、関心はあるが改善するつもりがない人は3割程度。そこで、市民を取り巻く食環境自体を変えようと独自の栄養基準を制定し、事業者の協力を仰いできた。岩松美樹健康推進課長は、健康的な弁当は売れ筋にならないという懸念を過去の実績で払拭してもらったといい、「できるだけ多くの企業に参画していただき、販売店舗を増やしていきたい」と意気込む。秋には提供店舗の登録制度を創設する予定だ。

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