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厚木伝統「せんみ凧」、市アンテナショップで継続販売 セミ模した揚がりやすい凧

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年6月29日 14時30分

せんみ凧を手にする前場政行会長(中央)、萩原ゆかり店長(右)ら=アミューあつぎ地下1階の厚木市まるごとショップあつまる

 神奈川県厚木市玉川地区に伝わるセミをかたどった「せんみ凧(だこ)」の販売が24日から、同市のアンテナショップ「厚木市まるごとショップあつまる」(同市中町)で始まった。これまでイベントなどで売ることはあったが、店舗で継続して販売するのは初めて。

 せんみ凧は長さ33センチ、幅75センチ。竹ひごと和紙で作り、羽を赤く、胴体を黄色とピンク、紫、黒で塗り分ける。軽くて弱い風でも揚がりやすいのが特徴で、伊勢原市内の大宝寺の住職が明治時代に考案し、厚木市玉川地区に伝わったという。

 同地区の「玉川せんみ凧保存会」(前場政行会長)が技術を伝え、同会の指導で市立玉川小学校の6年生が毎年、卒業制作でせんみ凧作りに取り組んでいる。

 前場会長によると、会員らから「販売してはどうか」という声が出る中で、山口貴裕市長から「(市観光協会が運営する)『あつまる』で販売しては」と示唆を受けたという。山口市長は25日の定例会見で「市の民芸品として広く情報発信していきたい」と話した。

 販売価格は1980円。飾り用の小型のものは1320円。同会では売り上げを市に寄贈するという。せんみ凧は同店の壁面に貼り付けられており、萩原ゆかり店長は「厚木だけでなく、横浜など市外の人にもどんどん買いに来てもらいたい」とPRした。問い合わせは、同店電話046(240)1213。

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