鎌倉紅谷、湘南深沢店を8月閉店 駐車の難易度高く、周辺で車両混雑も

「鎌倉紅谷　湘南深沢店」の外観（同社提供）

　鎌倉紅谷（鎌倉市）は3日、「湘南深沢店」（同市）を8月9日で閉店すると発表した。2021年2月の開業から、わずか3年での閉店となり、同社の担当者は「これ以上、ご迷惑をおかけしながらの営業は難しいと判断した」と話している。

　同店は、湘南モノレールの「湘南深沢」駅から徒歩6分の場所に位置するが、地元住民は自家用車での来店が多かったという。駐車場は6台設置。ただ県道32号の藤沢鎌倉線沿いに接しており、近くには交差点もあるため、駐車場の入出庫の難易度の高さから事故になりかねない場面もあった。担当者は「（同店は）道路に直結しており、駐車場へ出入りするタイミングで周辺道路の車両混雑が起きていた」と明かす。

　一方、混雑緩和対策も実施していた。同社の看板商品である菓子「クルミッ子」の切り落としの販売を、無料通信アプリLINEの事前予約制で行うなど試みていた。