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金沢まつり花火大会がピンチ 材料費や人件費が高騰、赤字の見込み… クラファンで支援募る

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年7月6日 5時50分

昨年開催された金沢まつり花火大会の様子(横浜市金沢区提供)

 毎年恒例の金沢まつり花火大会が8月24日、横浜市金沢区の海の公園で開催される。今年は物価高騰の影響により材料費などがかさみ、赤字になると見込まれることから、主催の実行委員会はクラウドファンディング(CF)の実施を決めた。期間は7月17日から8月25日までで、100万円を目標に掲げる。

 同花火大会は1950年から開催。少しずつ規模を拡大し、地元住民らに親しまれるようになった。昨年は25万人(主催者発表)が来場し、3500発が打ち上げられた。

 費用は毎年、区内の企業や団体、自治会町内会の協賛金などで賄っているが、今年は材料費や人件費が高騰している影響で赤字になる見込み。昨年も赤字となり、実行委の繰越金から補塡(ほてん)した。しかし、今年は繰越金が底を突いたため、CFの実施を決めた。

 実行委事務局を務める区地域振興課は「地域の人に愛されてきた花火大会を無事に開催するため、協力をお願いしたい」と呼びかけている。

 協力者は金額に応じて食料品や観覧席などのリターンが受けられる。CFはウェブサイト「CAMPFIRE」から申し込む。問い合わせは同課電話045(788)7801。

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