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都議補選で自民、擁立8選挙区で2勝どまり 大敗に「首都圏の逆風強烈」

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年7月8日 11時50分

自民党本部(資料写真)

 東京都知事選に合わせ7日に全9選挙区で投開票された都議補欠選挙(欠員9)の結果が8日未明に出そろった。自民党は擁立した8選挙区で2勝6敗となり「五分が最低限の目標だったが大敗」(同党都連関係者)の結果となった。

 知事選では自主的に支援した現職の小池百合子氏が大勝し、野党が推す蓮舫氏が3位に沈んだことから、岸田文雄首相の周辺では早期の解散総選挙の可能性もささやかれる。その一方で現場では「プレ小選挙区の都議補選の結果が全て。首都圏での自民への逆風は強烈だ」(同)と自重を促す声が高まっている。

 補選が行われたのは江東、品川、中野、北、板橋、足立区と八王子、府中市と南多摩。自民は南多摩以外の8補選に公認候補を立てたが議席を得たのは板橋区と府中市のみだった。

 野党系との一騎打ちとなった2選挙区も敗退。派閥裏金事件で党役職停止1年の処分を受けた萩生田光一前政調会長の地元・八王子市では非自民系諸派に4万票差をつけられたほか、足立区では立憲民主党に約700票差で競り負けた。自民選対本部関係者は「野党がまとまればひとたまりもない状況が続いている。解散どころではない」と指摘した。

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