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「2位でよかったのに」…都知事選で蓮舫氏3位、与党内では奇妙なショック

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年7月8日 14時50分

東京都知事選の選挙戦最終日に〝最後の訴え〟を繰り広げる石丸伸二氏=7月6日午後、JR有楽町駅前

 “七夕決戦”となった東京都知事選は、現職の小池百合子氏が3選を果たし、立憲民主党と共産党などが推した前参院議員・蓮舫氏が3位に終わった。前広島県安芸高田市長・石丸伸二氏が猛追して2位を奪取。「蓮舫氏が3位以下なら岸田文雄首相は秋の総裁選を前に解散に踏み切る」(自民の閣僚経験者)との臆測も飛び交っていただけに、早期の総選挙を避けたい与党内には「(蓮舫氏は)2位でよかったのに…」(同)との奇妙なショックが生じている。    

 知名度の高い蓮舫氏の大敗は野党には当然、大きな衝撃だ。「臨時国会が9月初旬に召集され、冒頭で解散という“ウルトラC日程”があるかも」(立民議員)との見通しが語られるほど波紋が広がっている。

 蓮舫氏は旧民主党政権時代の事業仕分けで次世代スーパーコンピューター開発を巡り「世界一ではなく2位じゃ駄目なんでしょうか」と疑義を呈した過去を持つ。「1人しか当選しない首長選挙なんだから2位じゃだめなんだし、ましてや3位とは…」と結果に絶句した蓮舫氏陣営関係者は「ポスター掲示板の事実上の転売などの問題で関心こそ高まったが、焦点が本筋の都政からどんどんずれて真の政策論争が深まらなかった」と嘆いた。

 一方、石丸氏の躍進には小池氏を「ステルス支援」(自民選対関係者)していた自民、公明も驚く。

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