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酷暑…熱中症で救急搬送、前週の2.7倍 神奈川県内で急増、重篤な高齢者も

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年7月9日 21時19分

(資料写真)

 神奈川県内で7月の第1週(1~7日)に熱中症の症状を訴えて救急搬送された人数が379人(速報値)に上り、前週(6月24~30日)の2.7倍に急増したことが9日、総務省消防庁の集計で分かった。猛暑日が観測されるなど暑さが一段と厳しくなったためで、高齢者の重篤なケースも目立ち始めている。

 集計によると、379人のうち、高齢者が198人と半数超を占めた。乳幼児が1人、7~17歳が43人、18~64歳は137人。

 傷病程度別では、軽症が224人で最も多いが、入院を要する中等症が145人、3週間以上の入院が必要な重症が10人だった。

 今年の搬送者数の調査を開始した4月下旬以降の累計は、6月末の時点で427人だったが、7月の第1週でほぼ倍増し、計806人にまで増えた。記録的な猛暑となった昨夏の同時期を上回るペースで、全国的にも同様の傾向となっている。

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