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体調次第でお散歩も… 藤沢・新江ノ島水族館、オットセイの赤ちゃん誕生

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年7月9日 22時38分

誕生翌日のミナミアメリカオットセイの赤ちゃん(新江ノ島水族館提供)

 新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市片瀬海岸)で6月、同館初のミナミアメリカオットセイの赤ちゃんが生まれた。同館2階のアザラシプール前で成長記録が公開されている。

 同館によると、赤ちゃんは雄で、誕生時の体長は56センチ、体重は約4.5キロ。昨年6月に父親のムサシと母親のアポロの交尾が確認され、同11月にアポロの妊娠が判明。今年6月16日に生まれた。

 主に南米大陸南部沿岸とフォークランド諸島に分布するミナミアメリカオットセイの子育ては母親のみが行う。授乳期間は半年から1年間で、その後は魚を食べるようになるという。

 生まれた赤ちゃんは大きな鳴き声でアポロを呼ぶなど順調に成長している。体調次第で、イルカショースタジアムのサブプール前で、散歩する姿を見ることができるという。

 同館の担当者は「母親のアポロも初めての子育てに挑戦している。母子の成長を温かく見守ってほしい」と話している。

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