綾瀬市長選の「こども選挙」、402人が投票 主権者教育で市民有志が実施

綾瀬市長選投開票日に合わせて子どもたちも1票を投じた（実行委員会提供）

　7日に投開票された綾瀬市長選に合わせて市民有志が実施した「こども選挙」の結果がまとまった。投票総数は402票で、子どもたちの選択は実際の市長選と違う結果になった。

　こども選挙は、2022年10月の茅ケ崎市長選の際、市民が主権者教育の試みとして考案した。綾瀬市長選で神奈川県内5カ所目の実施になった。

　対象は市内の小学1年から17歳まで。5月に実行委員会を立ち上げ、6月30日の告示後に放課後児童クラブ6カ所に期日前投票所、7月7日の投開票日には商業施設2カ所に当日投票所をそれぞれ開設、ネット投票も受け付けた。

　各会場には、候補者4人に行ったインタビュー動画や選挙公報を掲示。子どもたちは候補者名が記載された投票用紙を受け取り、1人を選んで丸を付けて実物の投票箱に1票を投じた。