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三浦半島のお盆、灯籠が染める幽玄の夜 7月~8月はまつりの季節「先祖に思いをはせる時間を」

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年7月21日 14時0分

竹灯籠にライトがともされ、幻想的な雰囲気に包まれた昨年の様子=三浦市初声町三戸の福泉寺(同寺提供)

 横須賀、三浦、葉山2市1町の6寺で7月から8月にかけ、「盆竹灯籠まつり」が順次開かれている。神奈川県三浦市初声町三戸の福泉寺では7月27、28の両日、約500個の竹灯籠が夜の境内を照らすほか、駄菓子プレゼントや縁日など家族向けの企画を用意。松原大悟副住職(33)は「先祖に思いをはせる時間を過ごしてほしい」と呼びかけている。

 同まつりは、宗派を超えた僧侶が集まった実行委員会の主催。お寺に親しんでもらおうと、今年で3回目。(1)竹灯籠を境内に飾り、夜間はイルミネーションの演出(2)先祖への思いをつづった手紙の投函(とうかん)(3)七夕飾り(4)チケット持参の子どもたちへ駄菓子贈呈(5)キッチンカーの出店(6)まつり限定の御朱印の頒布(500円)-を行う。

 2カ寺目となる福泉寺ではこのほか、27日午後4時から地元の子どもたちが「ミニ縁日」を開き、射的やヨーヨー釣りなどが楽しめる。28日は本堂で音大生によるピアノの演奏、ジャズのセッションが予定されている。チケットが入っている「まつり」のチラシは同寺でも配布している。

 8月の日程は次の通り。

 ▽2、3日=東漸寺(横須賀市武)▽13日=長運寺(葉山町長柄)▽14、15日=浄楽寺(横須賀市芦名)▽24日=満昌寺(同市大矢部)

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