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静岡の漁船「見たことないヒトデ揚がった」 半世紀ぶり新種、えのすい・東京大学などが発表 

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年7月31日 5時0分

半世紀ぶりに発見されたモミジヒトデ科の新種(東京大学提供)

 東京大学と新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市片瀬海岸)、ふくしま海洋科学館(福島県いわき市)は30日までに、新種のヒトデを発見したと発表した。静岡県下田市・須崎港の釣り船「宝栄丸」が漁で見つけたことから、「ホウエイミヤビモミジヒトデ」と命名された。

 3者と山口県水産研究センターで構成する共同研究グループは、2021~23年に漁業者や調査船によって取られたヒトデを研究。今回見つかった新種は昨年12月、静岡県河津町の沖合(水深約350メートル)でカニ漁をしていた宝栄丸の船長が「見たことないヒトデが揚がった」と、下田市在住で海洋生物などを研究している土屋泰孝さん(67)に連絡。土屋さんが東大大学院理学系研究科付属臨海実験所(三浦市三崎町小網代)に調査を依頼した。共同研究グループは、均整の取れた赤い体のヒトデが新種であることを突き止めた。

 このほか、北海道羅臼町の漁業者が米国西岸などに報告例があったダイオウモミジヒトデ属を発見するなど、3種のモミジヒトデ科のヒトデを日本で初めて確認したという。

 モミジヒトデ科の新種発見は51年ぶりといい、同実験所の学術専門職員の小林格(いたる)さん(29)は「地域の方々のおかげで発見できた。今回の研究で日本産のモミジヒトデ科は計6種に更新された」と話した。

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