川崎の30代女性、うその電話で1300万円被害 架空請求詐欺事件で捜査

麻生警察署

　神奈川県警麻生署は31日、川崎市麻生区の30代のアルバイト女性が、警察官や検察官を装った男らに計約1315万円をだまし取られた、と発表した。署は架空請求詐欺事件として捜査している。

　署によると、7月19～20日に、女性の携帯電話に警察官らを名乗って「犯罪に使われた口座があなた名義だった」「あなたが事件の犯人として挙がっていて、逮捕状や口座凍結の令状が出ている」などとうその電話があった。女性は電話で指定された口座に、自宅のパソコンからネットバンキングを使って振り込んだ。女性が家族に相談して「詐欺ではないか」と気付き、署を訪れて発覚した。