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宮崎で栽培方法学ぶ これなら横浜でも…マンゴーに挑戦する若手農業者

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月3日 5時30分

温室内で、収穫したアーウィン種のマンゴーを手にする小川名さん=7月29日、横浜市旭区下川井町

 横浜市内の若手農業者が、高級フルーツとして知られるマンゴーの栽培に挑戦している。横浜ワタヤファーム(同市旭区下川井町)の代表小川名駿さん(26)は、国内有数の産地である宮崎県で栽培方法を学び、今年から実家で育てている。温暖化で暖房費が抑えられるメリットを追い風に、「マンゴーを横浜の特産品にしたい」と意気込んでいる。

 小川名さんは3月から、自宅近くに建てた温室で鉢植えしたマンゴーの木30本を育てている。水やりや温度管理、樹体づくりなどに細心の注意を払い、赤い「アーウィン種」を中心に5品種を手がける。

 400年以上続く農家の14代目。玉川大学農学部では2年間、研究室で「おいしくて栄養価が高い」(小川名さん)熱帯果樹の栽培方法を学んだ。専門だったグアバのほか、マンゴー、パッションフルーツなど多様な果樹の世話をした。

 2020年に卒業した後は地元の農協に勤めながら、休みを利用して宮崎県のマンゴー農家をアポイントなしで次々訪問。この時出合った最高級の完熟マンゴーを栽培する宮崎の農園に22年に再就職した。周囲の農家にも学びながら、責任者として働いていた。

 技術を習得するうちに、「これなら横浜でも育てられるのではないか。横浜の農業にも貢献したい」との思いが強まった。今年2月に農園を辞め、自宅で父親の重典さん(58)と農作業に励んでいる。

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