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神奈川の自殺者2年連続増 23年1366人、際立つ「経済・生活問題」

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月6日 22時25分

神奈川県庁

 神奈川県は2023年に県内で自殺した人が前年比29人増の1366人だったと公表した。増加は2年連続。人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺死亡率は同0.3人増の14.8人(全国は17.6人)で、鳥取(13.2人)、徳島(14.2人)、福井(14.5人)に次いで4番目に低かった。県は自殺に至る要因は複合的とみて、相談体制の充実や支え手の養成に努めている。

 県内の自殺者の男女別は男性が同11人増の898人、女性は同18人増の468人。

 年代別では50代が309人で2割強を占め、3年連続で最多となった。以下、40代が238人、20代と30代がともに177人、60代が168人の順に多かった。前年比では50代と30代がともに24人増で増加が目立った。20歳未満は5人減の41人だった。

 自殺の原因・動機(複数計上)では「健康問題」が752人(同24人増)で最も多く、10代を除く各年代でトップだった。以下、負債や生活苦、事業不振、失業など「経済・生活問題」が388人(同114人増)、夫婦や親子関係の不和など「家庭問題」が333人(同21人増)、職場の人間関係や環境変化、仕事疲れなど「勤務問題」が204人(同10人減)で続いた。

 「経済・生活問題」の増加が際立っており、県は「物価高や倒産件数の増加といった社会情勢、景気動向が影響している可能性がある」と分析する。

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