宮ケ瀬湖の周遊楽しんで 電動キックボードとアシスト自転車を貸し出し、神奈川県が実証実験

貸し出しが始まった電動キックボード（右）とスポーツ型電動アシスト自転車＝清川村宮ケ瀬の宮ケ瀬湖畔園地

　宮ケ瀬湖周辺を風を切って周遊して－。神奈川県は宮ケ瀬ダム周辺振興財団や清川村など地元自治体と連携して1日から、宮ケ瀬湖畔園地（清川村宮ケ瀬）と県立あいかわ公園（愛川町半原）を拠点に、マイクロモビリティと呼ばれる電動キックボードとスポーツ型電動アシスト自転車を貸し出し、利用者に周遊してもらう実証実験を始めた。バス路線の少ない同湖周辺の観光スポットや飲食店などを自由に行き来してもらうことで活性化を図る狙い。

　2拠点合計で電動キックボード10台と電動アシスト自転車10台を用意した。電動キックボードは自動車免許が不要なタイプで、最高時速20キロ。車道を走行し、歩道は走れない。利用できるのは16歳以上。

　どちらもヘルメット着用が努力義務で、両拠点に用意されている。走行できるのは湖周辺に限られ、エリア外に出ると電源が切れる。園地内、公園内は走行できない。宮ケ瀬湖北岸林道は、大型車の通行が多く危険なためキックボードは走行できない。