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平塚の海水浴場を遊泳禁止に、真鶴町は看板で注意喚起 神奈川でも南海トラフ地震に備え

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月9日 18時26分

湘南ベルマーレひらつかビーチパーク=平塚市高浜台(資料写真、2020年4月)

 「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されたことを受け、平塚市は9日、「湘南ベルマーレひらつかビーチパーク海水浴場」(同市高浜台)を同日から15日まで遊泳禁止にすることを決めた。16日以降の対応は未定という。

 市みどり公園・水辺課は「海水浴客の安全を第一に考え、海岸や河口付近など津波の危険性が高い場所に近づかせないようにするため」と説明。ビーチパークには入場できるが、「揺れを感じたらすぐに高台に避難してほしい」と呼びかけている。近隣市町が禁止していない中での措置については「海の家が多い近隣の海水浴場に比べ、営業補償などの問題が少ないこともある」とした。

 一方、真鶴町は9日、岩海水浴場や琴ケ浜海岸、真鶴港など町内10カ所に「大規模地震の発生可能性が平常時に比べ高まっています。地震の備え、避難行動の再確認をお願いします」と注意を喚起する看板などを設置した。町総務防災課は「事前に避難経路などを確認した上で、楽しんでほしい」と話している。

 神奈川県が2015年にまとめた南海トラフ巨大地震の被害想定では、県西部の一部で震度6弱、それ以外の大半のエリアで震度5強~5弱の揺れが見込まれる。また相模湾沿岸を中心に最大で10メートル近い津波が押し寄せる恐れがある。 

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