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横浜・南舞岡小学校、なくさないで 児童や地域住民が統廃合反対「子どもたちへの思い、抜け落ちてないか」

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月10日 5時0分

統廃合に反対する児童の手紙を代読する横浜市学校統廃合を考える会のメンバー=7月31日、同市役所

 学級数の減少などを理由に学校統廃合の方向性が示された横浜市立南舞岡小学校(戸塚区)の児童や地域住民らが、署名活動などを通して反対の声を上げている。統廃合は市会での議論などを経て正式決定され、2026年度から統合校になる見通しだ。

 市では、小学校の適正規模を12~24学級とし、11学級以下の学校を小規模校と定義。人間関係が固定化しやすいなどの理由で解消を進めている。

 南舞岡小は現在9学級で、児童数は220人程度。適正化対象として22年に検討を開始し、学区が隣接する日限山小(港南区)に統合する方向で検討部会が了承した。

 地域の衰退につながるという危機感から、23年には地域住民を中心に「横浜市学校統廃合を考える会」が立ち上がり、学区住民の5分の1に当たる1113筆を含む署名約3900筆を集めた。会には保護者も合流し、意見交換や学習を重ねた。

 同会代表の中山匠右さんは、一度も児童の意見聴取が行われていないことに言及し、「子どもたちへの思いが抜け落ちていないか」と主張。意見表明機会の確保や、その意見の尊重を理念とするこども基本法にも反すると訴えた。7月9日には市会での承認を待たずにすでに統廃合が決定したかのように校内放送をしたことも疑問視し、「議会制民主主義の否定で、あまりに独善的。もっと違う伝え方があったはず」と憤る。

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