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金沢動物園、天然記念物「ニホンライチョウ」残る1羽も死ぬ 死因は分かっていない

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月10日 5時40分

今月3日に死んだ雄のニホンライチョウ。健康時の体重は約440グラムだった(金沢動物園提供)

 横浜市立金沢動物園(金沢区)は9日、国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」1羽が3日に死んだと発表した。2歳の雄で、死因は分かっていない。同園には今年2月、環境省などの保全計画で2羽が来園したが、うち雌の1羽は直後に死んでおり、飼育するニホンライチョウがいなくなってしまった。

 同園によると、雄は石川県能美市のいしかわ動物園出身。2月の転園後も体調に問題はなく、6月中旬には神奈川県内の動物園で初の展示が始まった。だが7月下旬、食事量が減るなどしたため展示を休止。餌を調整して一時は回復に向かったが、今月3日午後2時ごろ、飼育室で死んでいるのを担当者が見つけた。今後、研究施設で詳しい死因を調べる。

 金沢動物園には2月22日、環境省と日本動物園水族館協会が進めているニホンライチョウの保全計画に基づき、雄と雌の2羽が来園した。しかし翌23日朝、富山市の動物園から転園してきた雌が屋内のケージで死んでいるのが発見された。その後の検査で頸椎(けいつい)の髄膜に出血の痕が見つかったものの、因果関係は不明という。

 国内でニホンライチョウを飼育しているのは、横浜市繁殖センターや東京・上野動物園など7カ所となった。

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