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すしの回転はバーチャルで 横浜の新型「スシロー」は「デジロー」、廃棄食材も減少

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月11日 12時30分

大型画面から注文をする利用客=横浜市神奈川区のスシロー横浜鶴屋町店

 大手回転すしチェーン店運営のあきんどスシロー(大阪府)に、すしが回らない店舗がある。6月20日にオープンしたスシロー横浜鶴屋町店(横浜市神奈川区)もその一つ。各テーブルに大型のデジタル画面を設置し、新たな回転すしの楽しみ方を提供している。

 家族連れや友人たちと食事を楽しむ声が響く店内。すしが流れていく様子が写る映像を見ながら、注文するスタイルが特徴だ。新たな注文方法として、商品をテーマ別に絞り込んで提案するサービス「すしナビ」も用意した。

 すしに関する情報やクイズが画面上で流れ、会話のきっかけを作る試みも。注文額に応じ、オリジナルキャラクターが登場するスロットゲーム「だっこずしスロット」が始まるなど、エンターテインメント性を盛り込んだ。

 これらの機能は、スシローの回転ずし創業40周年を記念し、昨年9月から全国の一部店舗に導入されている。「回転寿司(すし)の一歩先へ」をコンセプトに、「デジタルスシロービジョン」、通称「デジロー」と名付けられた。

 「画面上にさまざまなすしが流れる映像で、回転すしの体験を楽しめるようにした。これまでにない店舗体験を楽しんでほしい」と担当者。横浜鶴屋町店の店員によると、すしをレーンに流さないことで、廃棄する食材も少なくなったという。

 「デジロー」は7月現在、全国で12店舗まで拡大している。同社は今後も、導入店舗を増やしていく方針だ。

 利用客の女性(27)は「すしが実際に流れて来なくても、楽しさは失われていない。今までなら選ばなかったようなすしを注文する機会が増えて面白い」と楽しんでいた。

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