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神奈川県西部「現状程度の地震活動続く」 多発踏まえ気象庁 注意促す

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月16日 5時0分

気象庁=東京都港区

 9日夜に震度5弱の地震があった神奈川県西部について、気象庁は16日、「平常時より地震が多い状況が継続しており、現状程度の地震活動は当分続く」との見解を公表した。同日で発生から1週間となったが、15日夜に震度4、14日夜には震度3を観測するなど多発している状況を踏まえた。

 同庁によると、マグニチュード(M)5.3だった震度5弱の地震後、16日正午までに震度4が1回、震度3が1回、震度1の地震が5回起きた。「体に感じない地震も含め、地震が多い状況」としている。

 同庁は「9日と同程度の地震が発生する可能性は当初に比べ低くなった」としつつ、「揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどが起こりやすくなっている可能性がある」として、今後の地震活動に注意を促している。

 15日夜の地震では、中井町で震度4を観測。小田急線が点検のため約5時間にわたり一部区間で運転を見合わせた。小田急電鉄によると、上下線計50本、約1万5700人に影響した。

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