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地域の魅力を再発見 京急線屏風浦駅前に地域交流拠点 レンタルスペース常設、イベントも

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月17日 5時50分

「屏風浦つながるステーションB」のオープニングセレモニーに参加したコミュニティーマネジャーら=横浜市磯子区

 京浜急行電鉄(横浜市西区)は14日、京急線屏風浦駅前(同市磯子区)に地域交流拠点「屏風浦つながるステーションB」を開設した。今春からスタートした沿線のエリアマネジメント構想「newcal(ニューカル)プロジェクト」の一環で、今後は同拠点を通じてイベントなどを開催していく。

 「子どもが楽しめるイベントやシフォンケーキの販売も行っているので、ぜひ少しでも寄ってみてください」。屏風浦駅へ向かう利用者に向けてチラシを配るのは、同区周辺で事業を営む関係者や主婦らだ。同プロジェクトの参加者で、同区在住の音楽家・中島香織さん(43)は「ワークショップの1回目から参加しているが、当初は何も決まっていない状態だった。それが無事拠点をオープンさせることができて、とても感慨深い」と目を潤ませる。

 京急は2020年、沿線のエリアマネジメントとして三浦半島で「三浦COCOON」を始動。以降、東京都大田区の「おおたCOCOON」などを展開していたが、今年3月にニューカルプロジェクトとしてブランドを再構築。英語の「New」と「Local」を掛け合わせ、沿線地域ならではの新しい魅力をエリアマネジメントによって見いだすという思いを込めた。これまでにも情報技術(IT)を活用して多様な交通手段を一体的に提供する「MaaS(マース)」を推し進めていたが、今後はさらにデジタル基盤と沿線地域が一体となったサービスの構築を目指すという。

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