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【高校野球】東海大相模 フィールドの指揮官・才田、渾身のセーフティーバント

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月19日 17時30分

【東海大相模―関東第一】9回東海大相模1死一塁。才田がセーフティーバントを決めチャンスを広げる=甲子園(立石 祐志写す)

 東海大相模の攻守のキーマン才田の、全てが詰まった渾身のセーフティーバントだった。

 2点を追う九回1死一塁。先頭才田が初球を三塁線に転がした。「打とうと思って打席に入ったが、サードが後ろにいた。(サードは本塁打を)打っていたので油断もあるのかなと。切れてもいいからギリギリに転がした」。絶体絶命の場面での見せた状況判断。一塁に頭から飛び込み、追撃チャンスを広げた。

 守備でも「あらゆる」と言っていい条件を把握し、目配せし、チームに伝える。カウントごとに内外野の守備位置を細かく指示。さながらフィールドの指揮官として、好守備を連発した好ゲームを演出した。

 原俊介監督(46)が就任して3年目の夏。新しい東海を築いていく中、「学校も指導者も選手も、バラバラな感じになったこともあった」と振り返る。だが甲子園の大舞台で、チームは間違いなく一つになっていた。

 「(九回に安打が出なかった2年生)中村、金本は本当に良いバッターで、2人がいたからここまで来られた。2年生は自分からどんどん動いて、来年は日本一になってほしい」。ゲームセットを迎えても変わらぬ目配り。才田は最後まで、仲間の力を引き出す言葉を掛け続けた。

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