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お盆に帰ってきた先祖の霊お見送り 三浦の三戸海岸で「三戸のオショロ流し」

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月20日 5時0分

沖に向けてオショロ船を引く子どもたち=18日、三浦市・三戸海岸

 国指定重要無形民俗文化財の「三戸のオショロ(お精霊)流し」が18日朝、神奈川県三浦市初声町三戸の三戸海岸で行われた。華やかに飾られたわら船を子どもたちが沖まで引き、お盆に帰ってきた先祖の霊を送り出した。

 早朝から住民の手で全長約4メートルのオショロ船が完成。竹枠の中にわらを敷き詰め、ちょうちんや5色の旗、花飾りなどで色鮮やかに飾った。船首には仏壇に供えた「お精霊様」の筒を取り付けた。

 午前8時ごろ、「セイトッコ」と呼ばれる地元の小中学生9人が沖に向かって船を引いた。海岸で見守る地元住民ら約150人は華やかな船が遠ざかって小さくなるのを静かに見つめていた。

 セイトッコ役は中学生までが務める。今年が最後の同市立初声中学校3年の生徒(14)は「他にはない大切な行事に関われて良かった。コロナ禍で一時中止になったのが残念だった」と名残惜しそうだった。

 毎年8月16日に開催されるが、今年は台風7号の影響で順延していた。わら船は環境保護のため回収している。

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