京急と日産のミュージアム見学ツアー エンジンの部品に子どもたちもびっくり

日産自動車のエンジンについて説明を受ける参加者ら＝横浜市神奈川区

　京浜急行電鉄（横浜市西区）と日産自動車横浜工場（同市神奈川区）は22日、両社のミュージアムを見学できる特別ツアー「横浜で乗り物探検！」を開催した。同企画の実施は2回目で、参加費は無料。

　両社は県企業博物館連絡会に加盟しており、ともに乗り物を展示するミュージアムを所有していることから、昨年意見交換を開始。より多くの人々に体感してもらえるツアーを実現したいと考え、同年末に初めて実現した。

　2回目の開催となった今回は、小学校低学年の児童と保護者の11組30人が参加。日産バスに乗車し、半日かけて両ミュージアムを回った。前半は同工場と日産エンジンミュージアムを見学。スポーツタイプ多目的車（SUV）の「エクストレイル」のエンジン部品の一部が公開され、参加者らは驚いていた。後半は京急本社内にある京急ミュージアムへ。鉄道玩具「プラレール」を用いたオリジナルの車両作りを体験し、実際に走らせて遊んだ。

　神奈川区在住で、母親と訪れた男児（8）は「横須賀中央から三崎口までの料理を詰め込んだ沿線グルメ号ができた」と笑顔。京急の担当者は「今後も企業間同士で、乗り物の魅力を発信していきたい」と話した。