横浜市の移動サービス「あおばGO」の実証実験、9月3日から再開 3期目、事業化の可能性探る

利用者の需要に応じて運行する移動サービス「あおばGO！」（横浜市提供）

　商業施設や医療機関など地域の生活サービス事業者と連携した横浜市青葉区の移動サービス「あおばGO！」の実証実験が9月3日に再開する。3期目となる本年度は認知度向上や利用者増を図りつつ、連携する事業者からの協賛金確保に向けた取り組みも進め、事業化の可能性を探る。

　「あおばGO！」は新石川、美しが丘、あざみ野地区で実施しているオンデマンドの移動サービス。利用者がウェブや電話で乗車日時と乗降場所を指定すると、人工知能（AI）が複数の予約を取りまとめて最適なルートを計算。タクシーやバス会社の車両を用いて、年末年始を除く火～土曜の午前9時～午後8時に運行する。料金は乗車1回当たり大人400円、子ども200円。従来は各地区内での移動しかできなかったが、料金を2倍払えばエリアをまたげるように変更する。