教え子に複数回みだらな行為の中学教諭、神奈川県教委が懲戒免職処分

教員の懲戒処分を発表し謝罪する県教育委員会の担当者＝27日、県庁

　神奈川県教育委員会は27日、教え子の女子生徒にみだらな行為をしたなどとして、県央地区の公立中学校の男性教諭（26）を懲戒免職処分としたと発表した。処分は同日付。

　県教委によると、教諭は昨年10月ごろから今年5月ごろにかけて、自宅などで複数回にわたり女子生徒にみだらな行為をしたほか、ショートメッセージサービス（SMS）などで私的なやりとりをした。教諭と女子生徒は運動部の顧問と部員の関係で、女子生徒から経緯を聞いた保護者が警察に相談し発覚した。

　教諭は事実を認め、「好きという感情だけで行動してしまった。つらい思いをさせたことを大変申し訳なく思う」などと話す一方、「強制的ではなかった」と説明しているという。

　教諭は5月に部活動で使用する運動施設の多目的トイレ内で女子生徒にみだらな行為をしたとして、不同意性交等の疑いで逮捕、起訴された。監督責任として、校長を減給10分の1（1カ月）の懲戒処分とした。

　県教委は被害生徒の保護を理由に教諭の氏名などを公表していない。