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パリ・パラ 横須賀の会社、車いすテニス荒井選手に義肢提供 現地で支援も

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月28日 5時0分

刷新したカーボン樹脂製の装具を右脚につけて試合に臨む荒井大輔選手(本人提供)

 二人三脚で歩んできた戦いの集大成へ─。28日に開幕するパリパラリンピックに車いすテニス日本代表として挑む荒井大輔選手(36)=BNPパリバ=を後押ししているのが、横須賀市内で義肢装具の製作・販売をしている湘南義肢研究所(同市小川町)。義足の開発提供をしてきた同社代表取締役の大石好幸さん(55)は「満足感のある表情が見られたら幸せ。一緒に戦いたい」と言えば、荒井選手は宣言する。「サポートして良かったと思ってもらえる戦いをする。メダルを取りにいく」

 力強いサーブ、激しく打ち合うラリー。下肢に障害がある選手が競技用車いすに乗り、縦横無尽にコートを駆ける。スピードあふれる勝負は迫力満点だ─。

 東京都出身の荒井選手は先天性脛骨(けいこつ)欠損の障害があり、生まれつき右脚が細く短いため2歳から義足を着用し、生活を送っている。中学でソフトテニスを始め、高校時代には部活で主将を務めたがしかし、車いすテニスでは「遅咲き」のプレーヤーだ。

 工業系大学で人間工学を学び、卒業後には開発者を志し電動車いすメーカーに就職。夢かなわず営業マンとして活躍したが、そこで後に東京大会で銅メダリストとなる諸石光照選手と巡り合い26歳で始めた。

 同社との出会いはさかのぼること今から8年前。勤務先の先輩が偶然にも同社出身だったことから、大石さんを紹介してもらった。同社としてはアスリートの支援は初めてだったが、セーリング競技に励む大石さんは「スポーツの世界は身近で、開発に興味があった。わくわくしながらチャレンジさせてもらった」

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