【DeNA】オースティン、決勝の22号 好投手・村上を「仕留める気持ちでいた」

6回横浜DeNA1死。オースティンが勝ち越しのソロ本塁打を放つ＝横浜（花輪　久写す）

◆横浜DeNA3-2阪神（横浜スタジアム）

　4番の仕事だ。エース東が同点ソロを浴びた直後の2―2の六回。オースティンがお返しとばかりに22号ソロの決勝弾でハマスタを沸かせた。

　「村上投手は好投手なので、打てるボールが来たら一振りで仕留める気持ちでいた」。2球目の外角直球をライトスタンドへはじき返す1週間ぶりの一発に、気合の入った表情でダイヤモンドを回った。

　8月はこれで7本目。三回にも左中間に適時二塁打を放ち、今月17打点とシーズン終盤にきて勝負強さに磨きがかかっている。

　今季は開幕してすぐに右太もも裏肉離れで離脱した時期もあったが、5月中旬に復帰してからは快音を連発。本塁打争いは村上（ヤクルト）と1本差となった。

　近年けがに泣かされてきたハッスルプレーが代名詞の大砲は、来日5年目で初のタイトル獲得がなるか。「一日一日、チームのために貢献したい」と話す背番号3は、勝利のためにバットを握る。