SNSで架空の投資話 横須賀の男性、現金2570万円など詐欺被害

横須賀警察署

　神奈川県警横須賀署は28日、横須賀市在住の会社役員の50代男性が、著名投資家の弟子を名乗る人物から架空の投資話を持ちかけられ、現金約2570万円と暗号資産約550万円相当をだまし取られたと発表した。署は交流サイト（SNS）上で著名人に成り済ますなどした「SNS型投資詐欺」とみて捜査している。

　署によると、男性は昨年12月4日、フェイスブックに掲載されていた投資広告をクリックしたところ、弟子を名乗る人物とLINE（ライン）で友達登録され、「期待収益率40％以上の未公開暗号資産がある」などと連絡があった。同人物から指示されたオンライン講座を受講し、暗号資産アプリをダウンロードした。その後、紹介された同アプリカスタマーサービスを名乗る人物やトレーダーを名乗る人物からの指示で、今年1月30日から2月15日にかけ9回にわたり、指定された個人や法人名義の7口座に計約2570万円と1取引アドレスに暗号資産計約550万円相当を送ったという。

　男性は収益を引き出そうとしたところ、できなかったかったことから弁護士に調査を依頼し、発覚。7月15日に「詐欺の可能性が強いと弁護士に言われたので相談に来た」と署を訪れた。