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台風10号影響 神奈川県西部で200ミリ 29日夕以降、雷伴う非常に激しい雨の恐れ

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月29日 9時30分

 横浜地方気象台は29日、大雨と雷、突風に関する気象情報を発表した。台風10号周辺の暖かく湿った空気が流れ込む影響で、神奈川県内では同日昼過ぎから30日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込み。29日夕以降、雷を伴って非常に激しい雨が降る恐れがあるという。総雨量もかさむ可能性が高く、土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫などに十分注意するよう呼びかけている。 

 気象台によると、29日、30日ともに東部の多い所で1時間30ミリの激しい雨、西部では同50ミリの非常に激しい雨の恐れがある。30日朝までの24時間では東部で150ミリ、西部は200ミリを予想しており、その後、31日朝までの24時間では東部が100ミリ、西部では120ミリを見込んでいる。

 これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まる恐れがあるとして、崖崩れなどに特に注意を促している。

 台風10号は29日午前8時ごろ、鹿児島県薩摩川内市付近に上陸した。気象庁は同県に暴風、波浪、高潮の特別警報を発表し、最大級の警戒を呼びかけている。台風は次第に東寄りに進路を変え、東日本に接近する見通しだが、速度が遅く予想進路に幅もあるため、影響が長期化する恐れが大きい。

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