神奈川など関東甲信で線状降水帯発生の恐れ 31日夜から1日午前、大雨災害に厳重な警戒を

激しい雨が降る平塚市内＝31日午後5時35分ごろ、JR平塚駅近く

　気象庁は31日、台風10号や暖かく湿った空気の影響で、神奈川県など関東甲信地方の1都8県で同日夜から1日午前にかけて、線状降水帯が発生する可能性があるとの気象情報を発表した。発生した場合は局地的に雨量が増え、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるとして、厳重な警戒を呼びかけている。

　線状降水帯発生の可能性があるのは、東京都と茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、山梨、長野の8県。関東南部を中心に、これまでの記録的な大雨で地盤が緩んでいるため、少ない雨でも土砂災害の危険度が高まる恐れがあるとしている。