旧第一銀行横浜支店、竹中工務店など3社のグループが運営者に 来春開業へ、文化芸術拠点の役割引き継ぐ

荘厳な外観を残す旧第一銀行横浜支店。今年3～6月には現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ」の会場になった＝横浜市中区

　横浜市役所に近接する市認定歴史的建造物「旧第一銀行横浜支店」の運営者が、ゼネコン大手の竹中工務店（大阪市）など3社のグループに決まった。文化や芸術の拠点としての役割を引き継ぎ、国内外の工芸作品を集めて多彩なイベントを仕掛けていく。来春の開業に向けて準備を進める。

　所有者の横浜市が10日、発表した。今年5月に締め切った公募には6者が参加。美術分野などの有識者による審査を経て、同社とクラフティングジャパン（東京都）、グッドルーム（同）で構成する「バンクパーク　ヨコハマ」を選定した。