とにかく暑かった8月の神奈川 全5地点で平均気温史上最高…23年を上回る酷暑に

台風7号が接近後の8月17日、横浜市では最高気温36.4度を記録した

　気象庁が気温を観測している神奈川県内の5地点（横浜市中区、三浦市、藤沢市、海老名市、小田原市）で記録された8月の平均気温が、各地点の観測史上最高となったことが分かった。7月の平均気温も過去の7月と比べて最も高く、全5地点が2カ月連続で経験のない暑さになった。9月にも35度以上の猛暑日が観測されるなど残暑が厳しく、これまでで最も暑い夏となった昨年を上回る記録的な酷暑が続いている。

　横浜地方気象台がまとめた気象概況によると、県内で8月の平均気温が最も高かったのは、横浜の29.3度。平年（27.0度）と比べ2.3度高く、1896（明治29）年の統計開始以降で最高だった昨年8月（29.1度）の記録を塗り替えた。