鎌倉・鶴岡八幡宮で流鏑馬練習中に落馬事故、16日の神事中止 20代男性が重傷

鶴岡八幡宮・大鳥居（資料写真）

　鶴岡八幡宮（神奈川県鎌倉市雪ノ下）は15日、流鏑馬（やぶさめ）神事の練習中に発生した落馬事故のため、16日に予定していた流鏑馬神事を中止にすると発表した。

　県警鎌倉署などによると、15日午前5時55分ごろ、20代の男性が八幡宮敷地内で流鏑馬の練習をしていたところ、馬から落ちて重傷を負った。馬が暴れた様子などはなかったという。

　八幡宮では14日から16日まで例大祭が開催され、最終日の流鏑馬は3人の射手が馬上から的を射る妙技を披露し、例年多くの観光客が訪れる。鎌倉時代に成立した歴史書「吾妻鏡」にも武士が源頼朝に流鏑馬を披露する記録があり、約800年の歴史を持つとされる。