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中高の野球部に高質・安価なボールを プロ専属トレーナー、丹精を込めた再生品「新品と同様に」 

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年9月16日 12時0分

寿命を迎えた硬式球と、職人の手で再生したリサイクルボール=7月、横浜市青葉区

 プロ野球選手の専属トレーナーが、革が破れたり、糸がほつれたりして使えなくなった硬式野球ボールをリサイクルし、販売している。職人に新品と同様に修復してもらい、安価で提供。基礎を身に付ける中学校や高校の部活動で質の良い道具を使ってもらい、技術の向上などにつなげてもらいたい考えだ。

 リサイクルボールを販売しているのは、スポーツトレーナー活動や野球指導を行う「T-YASUDA企画」(横浜市青葉区)。プロ野球巨人の今村信貴投手の専属トレーナーを務める保田貴史さん(42)=同区在住=が代表に就く。

 中学校や高校の野球部では実戦を想定し、硬式球を使用するチームが多い。ただ1個1200円ほどと高価で、限られた部活動費をボールだけに割くのは難しい。

 加えて、従来の再生球は球心の芯がずれていたり、大きさにばらつきがあったりと質が悪いものが多かったという。

 同社のリサイクルボールは1個495円(税込み)。リサイクルボールを手がける山形県内の工場と提携し、綿を詰め、天然革を張り替え、縫うなど、職人が一球一球手作業で修復している。

 保田さんは「均等に縫わないと革がはんだり、最後に革を少し引っ張っただけで形状が変わったりしてしまう。高い品質を維持するのは相当の技術が必要」と解説する。

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