小田原で36度、9月の最高気温更新 横浜も猛暑日に迫る「熱中症に注意を」

9月の観測史上最高気温を更新した小田原市。小田原城には多くの観光客が訪れていた＝20日午後（佐野　克之写す）

　神奈川県内は20日、高気圧に覆われて猛烈な暑さとなり、小田原市で36.0度と9月の観測史上最高気温を更新した。海老名市も35.1度まで気温が上昇し、横浜市中区は34.9度と猛暑日（最高気温35度以上）に迫る暑さとなった。

　小田原の気温は平年より9.7度も高くなり、2019年9月9日に記録した9月の最高（35.9度）を塗り替えた。海老名と横浜は平年より8度以上高く、ともに真夏日（最高気温30度以上）だった藤沢市（32.6度）と三浦市（32.4度）は平年を6度近く上回った。

　横浜の予想最高気温は21日が34度、22日は33度。横浜地方気象台は「気温が低下するのは週明け以降の見込み。引き続き熱中症に注意してほしい」と呼びかけている。

　この日は東海や近畿などで記録的な暑さとなった。気象庁の集計では全国の554地点で真夏日となり、このうち143地点で猛暑日となった。全国で最も高い39.2度を記録した静岡市駿河区のほか、いずれも38.0度まで上昇した福井県小浜市と兵庫県豊岡市などで9月の観測史上最高を更新した。