相模原市、避難所にコミュニケーション支援ボードを備蓄 能登地震受け
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年9月23日 5時0分
相模原市はこのほど、市内の全指定避難所の備蓄品にコミュニケーション支援ボードを加えた。知的障害や自閉症などで話し言葉によるコミュニケーションが難しい人の意思表示を補助するツールで、誰もが当たり前に過ごせる避難所運営につなげる。
市によると、指定避難所は地震や土砂災害などで自宅に戻れなくなった人が新たな拠点を見つけるまで避難生活を送る施設で、市内の小中学校など105カ所が指定されている。新たに備蓄した支援ボードはA4判両面に「気持ちが悪い」「苦しい」といった体調面や、「はい」「分かりません」などの反応をイラストで表現。体の部位や、「すこし」から「すごく」までの度合いも指さしで伝えられる。全避難所に2枚ずつ備えた。
このほか、手話通訳者や要約筆記者が着用するビブスを各2枚ずつ、視覚障害者向けの空気で膨らませる非常用白杖(はくじょう)も2セットずつ配備した。
災害時の避難所を巡っては、障害の特性に応じたさまざまな配慮の必要性が指摘されており、市は1月の能登半島地震を受けて当初予算に急きょ計上。高齢・障害者福祉課は「障害の有無にかかわらず、誰もが当たり前に過ごせる指定避難所に向け活用していきたい」としている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
防災分野は備蓄資材増強 トイレや簡易ベッド 部門補正予算額倍増へ調整 政府経済対策
産経ニュース / 2024年11月22日 19時21分
-
男鹿半島で大型ヘリコプターを使った初の避難訓練 大地震で道路の寸断など地域の孤立を想定
ABS秋田放送 / 2024年11月20日 18時29分
-
近畿・中国・四国地方への災害支援強化に向けて岡山に新たな拠点を開設
PR TIMES / 2024年11月19日 11時15分
-
【特集】あの日避難所では何が起きていた…課題と教訓 中越地震から20年「自分でできる事は自分で」≪新潟≫
TeNYテレビ新潟 / 2024年11月15日 20時2分
-
必要な物資を迅速に避難所へ 関係機関が参加し物資輸送訓練
KRY山口放送 / 2024年11月13日 19時32分
ランキング
-
1金山労働者の追悼式、初開催=韓国側は不参加―新潟・佐渡
時事通信 / 2024年11月24日 16時25分
-
2「自爆営業」はパワハラ、厚生労働省が防止法指針に明記へ…企業へ対策促す
読売新聞 / 2024年11月24日 21時13分
-
3「死んでいるアヒルが増えている」 埼玉・行田市の農場で高病原性鳥インフルエンザ疑い 埼玉県内では今年初
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月24日 22時8分
-
4名古屋市長選挙、広沢一郎氏が初当選…河村たかし前市長から後継指名
読売新聞 / 2024年11月24日 21時49分
-
5実家は売春宿、ホステスを殺して15年逃亡…「松山ホステス殺害事件」福田和子の壮絶人生(1982年の事件)
文春オンライン / 2024年11月24日 17時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください