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開幕控えたB1川崎、主将・篠山選手が新たな覚悟 「節目の年、クラブも生まれ変わる」

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年9月24日 11時40分

「僕たちと一緒に戦ってほしい」とファンに呼びかけたB1川崎の篠山選手(中央)=14日、川崎市とどろきアリーナ

 10月5日に新シーズンの開幕戦を控えるバスケットボール男子のBリーグ1部(B1)川崎は、川崎市市制100周年に花を添えるだけではなく、新たな覚悟を持ってコートに向かう。キャプテンを務める篠山竜青選手は「川崎は若い人たちがたくさん集まって、すごい成長スピードで街として大きくなっている。節目の年に自分たちのクラブも生まれ変わる。何かのご縁を感じる」と深くうなずいた。

 Bリーグの強豪である川崎は昨シーズン、初めてチャンピオンシップ(CS)を逃し、さらにチームの顔であった元日本代表のファジーカス選手が引退。今季はクラブとして初めて外国人の指揮官としてギンズブルグ監督を招き、新たに5選手が加入するなど変貌を遂げるシーズンとなる。

 新ユニホームの首元には市制100周年のロゴが入るほか、来年3月22、23日の大阪戦(市とどろきアリーナ)は市制100周年記念試合と銘打って開催する。ギンズブルグ監督は「節目の年でもあると思うので、市民の皆さんに喜んでもらえるようなものを見せたい」と力を込める。

 市では今年10月25日まで同試合で着用するシューティングシャツのデザインの募集を始めている。「川崎市の未来」を題材に、最優秀賞の作品はデザインとして採用される。市の担当者は「新しい川崎をイメージして自由に、着ていてワクワクするものをデザインしてほしい」と呼びかける。

 篠山選手やギンズブルグ監督らは今月18日、市役所を訪れ、福田紀彦市長に今シーズンの抱負を語った。福田市長も「川崎市は常にチャレンジし続けることで発展してきた。このタイミングで歴史あるブレイブサンダースが新たな変化にチャレンジするのは実にふさわしい」と期待を寄せた。

 川崎は10月5日、同アリーナで秋田とのホームゲームで幕が上がる。

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