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藤沢・動物保護施設の犬暴行事件 初公判で代表が無罪主張「たたいたことは事実だが、虐待と意識していない」

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年9月25日 23時30分

横浜地裁(資料写真)

 神奈川県藤沢市内の飼養施設で犬を虐待したとして、動物愛護法違反の罪に問われた、一般社団法人「レスキュードアニマルネットワーク」(横浜市神奈川区)代表の被告(61)の初公判が25日、横浜地裁(世森ユキコ裁判官)であった。被告は「たたいたことは事実だが、虐待とは意識していない」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述などで、被告は犬7匹がほえたり指示に従わなかったりした際にたたく、蹴る、棒で突くなどの暴行を加えたほか、同法人スタッフだった女性2人も別の犬2匹に暴行したと指摘。交流サイト(SNS)の投稿などをもとに外部の3人が同法人のボランティアに応募して施設に入り、隠しカメラで動画撮影したことで発覚したと説明した。

 弁護側は、被告は人にかみつく犬などを受け入れてしつけており、虐待には該当しないと反論。動画は撮影者が被告を告発する目的を伏せ、名前を偽るなどして施設に入り違法に隠し撮ったもので、証拠能力がないと強調した。 

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