立民・野田代表、裏金自民に「ノーの意思表示を」 横浜の桜木町駅前で演説

聴衆に訴えかける野田氏（右から2人目）＝10日、横浜市中区

　立憲民主党の野田佳彦代表は10日、JR桜木町駅前で演説し、自民党派閥の裏金事件について「絶対に許してはならない」と訴えた。脱税の疑いもあると指摘し「ペナルティーを与えられるのは国民だけ。『ノー』という意思表示を」と呼びかけた。

　野田氏は、自民が「裏金議員」の相当数を戒告処分にとどめた点を問題視。衆院選で非公認候補が当選した場合は追加公認する方針にも触れ、「大甘だ。国民は1円たりとも税逃れできないのにダブルスタンダード」と非難した。

　石破茂首相が党総裁選の主張を覆して就任直後に衆院を解散した経緯にも触れ、「舌の根も乾かぬうちに解散したのはなぜか。要は『裏金隠し』だ」と糾弾し、予算委員会を開いて国民に判断材料を示すべきだったと述べた。野田氏は相模原市南区と大和市でも演説した。