国指定の重文の古民家、横浜で特別公開へ 学芸員らが案内役

築400年ほどとされ、国の重要文化財に指定されている関家住宅の主屋（横浜市提供）

　関東最古級の民家とされる国指定の重要文化財「関家住宅」（横浜市都筑区）が11月23日、特別公開される。市歴史博物館（同区）の学芸員らが案内役となり、午前と午後に各100人のツアーを実施し、通常は非公開の内部を紹介する。申し込みは10月末まで。

　関家住宅は小田原北条家の家臣だったと伝わる関家の邸宅。約1万1500平方メートルの敷地には、17世紀前半ごろに建てられたという入り母屋造りの主屋のほか、寄せ棟造りの書院、かやぶき2階建ての表門がある。いずれも大規模修繕を経てほぼ当時の姿を残しているといい、現在も住宅として使われている。

　特別公開は市と市ふるさと歴史財団（同区）の共催で、毎年秋ごろに実施している。申し込みは電子申請、または往復はがきで。参加は中学生以上、1グループ4人まで。申し込み多数の場合は抽選となる。